最終更新日 2024年11月18日 by erum
弁護士に依頼するって、なんだか敷居が高いことだと思っていませんか?
でも実は、弁護士に依頼することって、思ったよりも敷居が低いことなのです。
おそらく、皆さんが「敷居が高い」と感じられる理由というのは2つあると思います。
それは、
1. なんだか偉そうで近寄りづらい感じがする
2. とにかくお金がかかる
という点だと思います。
でも実際に弁護士っていうのは、身近な存在なのです。
特に今はネット検索で弁護士の経歴や得意分野、クチコミなどが事前にわかりますから、どういう方に依頼した方が良いのかわかりやすい環境になっています。
それでも、いざ相談するとなると、やっぱり敷居を高く感じてしまいますよね。
その敷居を低くする方法をご紹介したいと思います。
■無料相談を積極的に活用する
まずは、無料相談を利用することです。
一部の方、事案を除いて、多くの場合、30分から長いと60分の無料相談を受け付けています。
弁護士にしても、成功しない限りは良い報酬が受けられないわけですので、大抵は事前に相談を受け付けて、その内容が自分の分野とあっているのか、引き受けても良いのか考えるのです。
そこで、相談のあった案件についてどのようにすべきかアドバイスがもらえます。
逆に言えば、この無料時間を使って自分が困っていることを相談してしまうことも可能です。
つまり、お金を払わなくても無料の相談時間で問題を解決することも可能なのです。
ただし、裁判を起こしたり、相手方に訴訟を起こすなど、なんらかの行為を伴う場合はもちろん費用がかかります。
■相談内容を前もってちゃんと整理しておく
さて、この無料相談ですが、うまく活用するためのコツがあります。
それは、事前の資料を十分に準備し、相談内容を箇条書きにすることです。
そして、それらの資料を相談する際に渡すことです。
このようにすることで、相談内容が明確となり、短い時間でも効率よく相談することが可能となります。
例えば、過払い金の問題で困っているのであれば、過去に利用した消費者金融から取引履歴を取り寄せておくと良いと思います(取引履歴は消費者金融に要求すればほとんどの場合、郵送で送ってくれます)。
近隣住民とのトラブルについて相談するのであれば、いつ、どのような問題があって、何に困っていて、どのように解決したいのかなどを箇条書きにするのです。
このような資料があれば、短い相談時間でも目的が達成できるか否かを判断してもらえます。
■弁護士の費用相場について
次に、費用の問題について触れましょう。
具体的な費用については弁護士次第なので一概には言えませんが、これまでの経験では、離婚調停費用(裁判ではなく、調停に代理人として出席し、民生委員に意見する)で40万円〜、過払い金の場合で戻ってきた金額の2割前後(最低費用を設定しているところもあります)、借金の援用、つまり借金が時効になっていることを確認する書類の作成で4万円程度です。
これが高いかどうかは難しいところですので、ここでは判断しませんが、支払いを分割で受け付けている事務所もありますので、着手前に相談するのも良いと思います。
また、年収が一定より低い方については法テラスを活用すると、あっせんから費用の借用まで代理で手続きしてくれますので、このような機関を使うのも手だと思います。
■その分野に強い弁護士かどうかが大切
最後に、実際に依頼するにあたって確認しておくべきことを押さえておきましょう。
それは、お願いする方が本当にその分野に強いかどうかということです。
これは少し難しいことではあるのですが、例えば借金問題については近隣の事務所よりも、全国展開している借金問題専門の事務所が慣れている感は否めません。
こういうことを考えても、無料相談をうまく使い、どの専門家にお願いするのが良いのかよく考えるのが良いと思います。
「不動産トラブル 弁護士 無料相談」より抜粋